ショートムービーのちょっとした裏側

こんにちは。今週のブログ担当は制作・広報の東尾 梓(ひがしお あずさ)です。先日、旗揚げリーディング公演「くるくる」のショートムービーを製作した者です。今回はムービー製作に際しての裏話的なことを書いてみます。

 

私の場合、映像作品を撮ろう!となったら①絵コンテ、②撮影、③編集という手順で作業します。

 

まず、①絵コンテについて。

絵コンテは画面の中に何をどんな角度からどうやって撮るかを描いた漫画みたいなものです。いわば映像の下書きです。たまに絵コンテなしでいきなり撮影しちゃう人も居ますが、東尾はそんな大胆なことできません。

映像のアイディアを練るときによくやるのが、いろんなアーティストのMVをひたすら観ることです。今回のムービーで風景を早回しで撮っている演出はRADWIMPSの「羊と君と青」のMV、人がすれ違っていくシーンはAviciiの「Wake Me Up」のMVのイメージで撮っています。

 

ちなみに、今回の1分46秒のムービーを撮るだけで絵コンテ5本ぐらい描いてました。つまり4本もボツったってことですね!笑えないよ!

最大のハプニングは撮影日直前でキャスティングが大幅に変更になったことでした。最終決定していた4本目絵コンテちゃんがここで白紙に戻ったわけです。もうね、1週間ぐらいひたすらYou Tube観続けましたよ。そして最終的に今回のかたちになったのでした。

 

そして②撮影と③編集ですが、今回はアイフォン5とムービーメーカーでやりました。手持ちのものでどこまでできるかという挑戦でもあったわけです。発見したことは二つとも意外に使えるということです。特にムービーメーカーでの編集作業はすごく楽しかったです。まさか色調を変更したカットでもホワイトアウトにできるとは!やりおる!

 

このムービーで個人的に気に入っているのは、セピア色のカットが走馬灯のように流れていくシーンです。今回の公演内容に合わせて、物語のキーワードになるものを厳選して詰め込みました。各カットが流れるのは約0.2秒の設定です。ものすごく動体視力が良い人は、何が映っているのか少しだけ注意して観てみてください。そして、どんなストーリーなのかちょっと予想してみてください。

 

このショートムービーを観て、少しでも多くの人が「くるくる」の世界観に興味を持ってもらえたらいいなと思っています。

東尾でした。

 

追伸

最近の日課はYou Tubeでムービーの再生回数を確認することです。